円高による日本企業への影響

2006年5月21日: 円高による日本企業への影響
円高に関する話の続きだ。
もう10日も間が開いているのですが…。
最近、体調が優れず…。まあ、気を取り直していくぞ。
円高になると、なぜ日本企業が厳しいとなるのでしょうか?
まず、円高で影響を及ぼす企業についてだが、原則海外との取引がある企業となる。日本国内で活動が完結している企業に関しては、間接的に影響を受けることはあるが、原則無いといっていいだろう。
海外との取引と言いますと、輸入や輸出ということですか?
そう。商品そのものだけでなく、原材料などにも影響を及ぼす。
それで、円高になるとどちらが損をしてどちらが得をするのでしょうか?
輸出している企業は円高になると損をする。逆に円安になると得をする。
なぜ、そのようなことになるのですか?
そのまえに、日本の決算が日本円で行われることを頭に入れておいてもらいたい。最終的にドルで持っていても、決算の時は日本円にして計算される。
日本の企業ですから、当然といえば当然ですね。
で、例えば、日本から輸出した商品がアメリカで100ドルで売れているものがあるとする。これを1ドル1000円の円安の状態と、1ドル1円の円高の状態で比べてみる。
円安の時は日本円で100000円の価値があります。逆に、円高の時は100円の価値しかありません。
数字で見ての通り、たとえ海外で1ドルで変わらなくても、最終的に日本円で計算しなければいけないため、円安の時は円で換算したときに大きくなり、円高の時は円で換算したときに低くなってしまう。
なるほど。同じ1ドルで売れたとしても円高の時と円安の時とでは日本円にしたときの利益が異なってしまうわけですね。
逆に輸入の場合を考えてみる。同じレートを使うと向こうで1ドルで売られているものが円安の状態だと100000円も払わないと輸入できない。一方、円高の場合は100円で輸入できる。こうなると、輸入して商品を仕入れて売ろうとした場合、円高の方が安く商品を手に入れることが出来る分、お得だよな。
当然、安く仕入れた方が企業としてはうれしいですね。
ただ、日本の代表的な産業は輸出産業が多いため、大抵日本では円高が悪で、円安が神のように捉えられている。今は円高が進んでいるので、日本企業にとっては好ましくない状態が続いているとなる。
ちなみに、円に換えずドルのまま持ち続けていた場合はどうなるのでしょうか?
そのときは、決算の時に円に計算するので、やっぱり円安や円高に影響してくる。海外での活動も多い企業の場合、ドルなどで資産を持っていることも多く、決算期に円高か円安かによって、企業の業績そのものが大きく変わってくることもある。これは為替差益であったり、為替差損という形で言われるので、ここ最近の決算発表を見てこの言葉があった場合は、為替レートによって利益が変わってきたんだね、と思えば良い。
ふむ。
まあ、簡単に説明するとこんな感じ。あとは他の本などで補うとよいだろう。

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2006年5月21日 01:37 | 株初心者向け

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