株の確定申告の方法Part1

2007年3月2日:株の確定申告の方法Part1
確定申告の季節がやってまいりましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
今日は株の確定申告に関するお話をしたいと思います。上場株式に関する方法のみを紹介します。未公開株分や、その他の特殊条件に当てはまる人に関しては税務署のパンフレットなどでご確認ください。
まず、確定申告をしなければいけない条件を述べてみる。今は主に3つの口座がある。一つは一般口座、もう一つは特定口座の源泉徴収無し、最後の一つは特定口座の源泉徴収有りだ。自分がどのタイプの口座になっているのかをまずは確認しよう。
これは口座開設時にご自身で選択しているはずです。もし分からない場合は、インターネットトレードでしたらアクセスして、口座情報のコーナー辺りをチェックすると情報が載っていると思います。
で、確定申告をしなければいけないケースをまずは紹介しよう。「一般口座」と「特定口座の源泉徴収無し」を選んでいて、利益が出た場合だ。この2つに該当する人は、確定申告をする可能性がある。いろいろと特令とかあるので、本来ならしなくてすむ人もいるだろうが、一応する方向でここでは紹介する。
逆にしなくて良い方は、利益が出ていない方か、もしくは「特定口座の源泉徴収有り」を選択した方ですね。
ただ、利益が出ていない人でも、確定申告をすることで、3年間、その損失を引き継ぐことができる。もし、翌年に利益が出たとしたら、過去3年間の損失と合算して計算することができる。損失が少額ならば面倒なので確定申告をしなくてもいいけれど、損失が大きいようならば、確定申告をしておこう。この利益が出ていない人の中には「特定口座の源泉徴収有り」を選んで利益が出ていない人も含まれる。この場合は、既に払っている源泉徴収分も戻ってくるのでお得感が増す。
その損失が出た場合の手続きは普通の確定申告と異なるのですか?
あまり変わらないが、「所得税の確定申告書付表(上場株式等に係る譲渡損失の繰越用)」というものを一緒に提出する必要がある。まあ、これは普通に上場株式の申告書をもらう時に黄色い紙に一緒に付いてくるものなので、用紙そのものは「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」を貰ってくればよい。この4ページ目が損失を繰り越すための用紙になっている。
損失の話はここまでにして、さっそく書き方を紹介していきましょう。
「特定口座の源泉徴収無し」を選んでいる場合は、証券会社から去年1年間の取引の結果をまとめた用紙が届いているはずだ。なので、そこに記載されている内容を「株式等に係る譲渡所得等の金額の計算明細書」に記入すればよい。
一般口座の場合はどうなるのでしょうか?
これが面倒くさい。一々自分で計算しなければいけない。
あらら…。
なので、ざっくりとだが説明してみる。
はい。
譲渡による収入金額をまず求める。これは自分で売った時の額だ。例えば、1000株を200円で売った場合、20万円になるよな。ここでは手数料とかは含めず、そのままの額を記入する。もちろん、複数銘柄を取引したのであれば、合計を記入することになる。
次に取得費ですが…。
取得費は、その株を手に入れた額だ。1000株を150円で手に入れたら15万円になる。ただ、このとき、ここには取得にかかった費用も含める。つまり、この売買に1万円の売買手数料がかかったのなら16万円となる。これも複数の取引があるのなら、すべて記入する。
なるほど。
ここで注意なのだが、この取得費は、申告する年度に売った株に関する取得費ということ。もし、株を翌年に持ち越している場合は、その株の取得費は含めない。
A株とB株があり、A株を去年売り、B株をまだ持っている場合は、A株を取得した取得費のみを計算に入れるということですね。
その通り。B株は、B株を売った年度の確定申告の時に取得費に入れることになる。なので、その時まで、しっかりと取得費を覚えておく必要がある。まあ、インターネット取引であれば、過去の取引の状況を見られると思うので良いと思うが、できれば毎年まとめておくと良いだろう。
譲渡のための手数料とはなんでしょうか?
これは売った時の手数料だ。先ほど、売った時は売買手数料は計算していなかったよな。この譲渡のための手数料には、その売った時にかかった売買手数料を記入することになる。もし1万円かかったのであれば1万円となる。
これで必要な情報が出揃いましたね。
あとは、これを計算式の中に入れていけば良い。上の例だと譲渡による収入金額が20万円、取得費が16万円、譲渡のための手数料が1万円。最終的な取得金額は3万円となる。この3万円の部分に税金がかかる。
ふむ。
これを「所得税確定申告書 申告書第三表」の所定の欄に記入する。この「所得税確定申告書」には、他から給料を貰っている場合は源泉徴収票といった資料も必要になるので注意が必要だ。会社からもらっていない場合は貰うようにしよう。
以上で主な説明は終わりましたね。
一般口座の人は、こういった面倒な手間がかかるので、できれば特定口座に変更しておくと良い。資料取り寄せなどはインターネット上からできる場合やコールセンターなどに電話する必要などが出てくるので、各自の証券会社の方法に沿って行おう。あと、大量に取引をしている人は、上記の計算をすると面倒この上ないので、Excelなどの形でのデータ提供をネットから引っ張ってこれるのであれば、Excelで処理するのも良い。
デイトレーダーなどは大変でしょうね。
次回は特殊要因に関していくつか説明しようと思う。

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2007年3月 2日 17:14 | 株初心者向け

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