バンダイビジュアルの株主総会Part2

2007年5月20日:バンダイビジュアルの株主総会Part2
『バンダイビジュアルの株主総会Part1』に続き、Part2です。Part2では、株主総会後に行なわれた質疑応答や、昼食、そして株主限定作品上映会について紹介します。
では、さっそく、質疑応答とうか、懇親会、という表現帝位のかな、これについてチェックしていこう。株主総会が終了したのが11時40分、その10分後の11時50分から行なわれた。質問者数は六名。時間が昼食時間や作品上映会の準備などのために30分程度と区切られていたので、人数は少なめ。実際は40分くらい時間を取ってた。
では、さっそく一人目の質問から見ていきましょう。もっとアニメを気軽に見られるような環境にしてほしい。マイクロソフトのアニメの技術が云々、音声はロスレスでお願いしたい、とのことです。
VISTAのメディアセンターは初期投資がかかるので見送った。アニメをマイクロソフト、メモリーテックと3社共同で映像圧縮技術の研究を行なっている。
二人目の質問です。ファンへのサービスの充実、アニメのエキストラ役として参加したい。また、コードギアスが途中で終わっているのはなぜか。
実写作品などでは行なったことがある。アニメは声として参加するのか、似顔絵をモブに入れるのかなど、どうすればいいのか、わからない。「コードギアス」はあえてあのような終わり方にしてある。今は作品を終えるとすぐ別の作品に移ってしまう。既に続編が決定しているため、引き延ばしのために行なった。
この発言から、やはり「コードギアス 反逆のルルーシュ」の24話、25話の今夏の放送が終わった後に、別シリーズが始まると見てよさそうですね。
コードギアス 反逆のルルーシュがスーパーロボット大戦に』での疑問点が解決しましたな。
では三人目の質問です。エモーションなど、完全子会社を非連結にするのは健全ではないのではないか、広告宣伝費は今後どれくらいかかるのか、ガンダムが20%になっているが、なぜか、とのことです。
25期からはエモーションなども連結対象とすることが決定している。ガンダムは現状明らかにしていないタイトルの場合は、新作タイトルの項目に含めている。今後、比率が変わる可能性もある。
四人目の質問です。「キスダム」で日本中の笑いものになっている。下半期はクオリティを上げてもらいたい。次世代メディアのパッケージについて、です。
「キスダム(KISS DUM)」総集編があんなに早く入るアニメも珍しい。パッケージは、BDの青いパッケージが本当に高級感があり、ユーザーが求めているのか検討していく。大きさに関してはもう少し小さくしていく。
「キスダム」の表現が面白いですね…。
第4話で総集編が入っているようですな。
では、五人目の質問です。コピー対策はどうなっているのか、youtubeなどへの対応について、です。
youtubeへはこちらが削除依頼をすれば消してもらえるようになっている。日本の同種のサービスも同様になっている。ただ、いたちごっこになっている。
最後の六人目の質問です。昨年の懇親会でサンライズとすごいことをやっているといっていたが、それは「コードギアス」のことか、平野綾を堀江由衣のような形でプロデュースしていってはどうか、バンダイビジュアルの株主でいられるように、完全子会社化を阻止してほしい、です。
「コードギアス」は10年以上前から行なっている「機動戦士ガンダム」に変わる作品の制作の一環としてのものとなっている。「カウボーイビバップ」に続く2つ目の作品になった。すごいこととは、「FREEDOM」と「新SOS東京探検隊」のこと。「新SOS東京探検隊」は今後日本のアニメはこうなるのではとの試験的作品になっている。個人の株主に支えられていると思っている。いつまでも続けていきたい、とのこと。
以上ですね。これまでが40分、終了が12時30分です。
で、昼食となる。昼食は1階の大広間のようなところで食べることになる。前回まではビュッフェ方式、わかりやすく言うとセルフサービスのような形式だったのだが、今回は幕の内弁当が配られることとなった。株主数が増えたからと、混雑緩和などを狙っての対応だと思われる。食べ物目当てで来た人は残念でした、といったところか。
出された幕の内弁当はこのようになっていますね。

■バンダイビジュアル株主総会 昼食用幕の内弁当

2007年5月19日に開催されたバンダイビジュアル株主総会の昼食で出された幕の内弁当。お茶付。

パックのお茶もついていたが、コーヒーやオレンジジュースなども自由に飲むことが出来たようだ。ちなみに、初めて携帯で写真を撮ってみた。
……。
味はこれといって特になく。普通の食事だ。昼食用会場ではテーブルと椅子が大量に並べられており、左右にはモニターを設置。モニターではバンダイビジュアルが発売しているタイトルの紹介ムービーが流れていた。
そして、13時30分から株主限定作品上映会ですね。会場は株主総会と同じく会議棟7階の国際会議場です。
作品は9月29日に公開予定の
ちょっと!!公開予定日は言っては駄目って言われたじゃないですか!!関係各位との調整もあるんですから!!
いや、あれは言ってくれ、って意味だったのだよ。
!?
ほら、流行のツンデレ、ってやつですよ。
……。
そんなわけで9月29日公開予定の「ストレンヂア 無皇刃譚」を流したわけだ。最初にバンダイビジュアルの作品の紹介が行なわれ、その後プロデューサーが出てきて挨拶。このとき、広報と思われる人が本来今秋と言わなければいけないところを9月、と言ってしまったのだよ。その後、プロデューサーがここだけの話ということで9月29日に公開予定ということを言ったわけだ。
やっぱり、そこだけの話だったんじゃないですか!!
いや、あれはわざと言ったんだろうよ。だって、広報が洩らした9月でとどめておけばいいのに、自ら具体的な日にちまで言ったんだから。ネットで情報流して宣伝してくれという意図だったんじゃない?
……。
で、挨拶が終わったら公開したわけだ。100分作品。声は長瀬智也、知念侑李、竹中直人といった芸能人と、あとは声優ってところだ。
声は大丈夫だったでしょうか?
あんまり気にせず見れたので、悪くないと思う。
芸能人が声優をやって失敗するケースも多いですが、この作品は大丈夫なのですね。
なんだと!!「赤ずきんチャチャ」の香取慎吾のことを言いたいのか!!
古すぎです!!
そんなわけで、100分後に終了。
作品自体はどうでしたか?
侍物といったところか。これ、どうみても日本市場ではなく海外市場向けだと思う。グロテスクとでも言うか、斬られるシーンが多いので、そういったのが好きでない人は見ないほうがいいだろう。これ、12歳未満は親の承諾の元、見るような制限のある作品なのだが、どうみても15歳未満禁止くらいのものだと思う。
そうですか…。
見る前はかったるい感じがしたけど、普通に100分間見てたし、悪い作品ではないけどね。まあ、自分で金出して見るかと言われると、特に個人的に惹かれる部分がないこともあり、見ないけど。
そして、すべての予定が終了ですね。
帰りにお土産としてDVD「FREEDOM Vol.1」が貰えた。バーコードの部分に「株主総会ご出席記念 限定版(非売品)」のシールが張られている。まあ、店頭に売りにいかないように牽制しているのだろう。

■バンダイビジュアル株主総会 お土産

2007年5月19日に開催されたバンダイビジュアル株主総会のお土産。DVD「FREEDOM」。

バンダイビジュアルの株主総会の感想はどうですか?
取締役のほとんどがまともに話を出来る能力のある人のように感じられた。バンダイナムコホールディングスのグループの中にバンダイネットワークスというのがあるのだが、ここの社長と比べると月とすっぽんといったところか。あと、土曜日開催ということもあり、人がこの規模の会社の株主総会としては多めに来ており、当然オタク系と思しき人が多いのも特徴だった。総会内の質問事項もまともな質問も多く、もうちょっと面白おかしい質問を希望したかったが、残念ではある。
……。
こんなところかな。質問事項や回答はメモできた範囲内でのことなので、当然もっと話していたりするけど、大まかなニュアンスはあっていると思う。まあ、投資の参考までに。

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2007年5月20日 11:34 | 株主総会

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