バンダイナムコの株主総会

2007年6月25日:バンダイナムコの株主総会
今日はバンダイナムコの株主総会です。会社の正式名称はバンダイナムコホールディングスです。
では、さっそく詳細を。バンダイナムコホールディングスの株主総会は6月25日10時より、品川にあるグランドプリンスホテル新高輪の「飛天」にて行なわれた。このホテルの旧称は新高輪プリンスホテルとなっている。バンダイナムコホールディングスとしての株主総会は今回で2回目だが、1回目も同じホテル、同じ場所で行なわれている。
入場者数はどうでしたか?
開始の10時時点では400人くらいかな。後からちょくちょく入ってきているので、最終的には550人くらいになったと思う。前回が経営統合後初の株主総会であったこともあり、概算で900人前後いたと思うので、かなり少なめの人数となっている。
では、さっそく詳細をチェックしていきましょう。
まず、口頭で高須武男社長が、株主総会をIR活動の場 、コミュニケーションの場として考えているといった発言を行なった。これは今までに無い発言となっている。また、こうした発言の後、すぐに取締役を紹介していった。これも他にはほとんど見られない行動だし、過去にも無かったはず。そして、事業報告を映像で流し、10時34分から質疑応答となった。このとき、質問は一人一個までと言っていたのだが、結局ほとんどの人が守らなかったのは内緒だ。
……。
では、いつものようにキミが質問者役、私が回答者役で。回答は高須武男社長が多く答えていたが、一部は他の取締役が回答していた。面倒なので、誰が話したかはいちいち書かないけど、発言者が異なっているものがあるという点は認識してもらいたい。
一人目の質問です。冒頭で株主とのコミュニケーションを図ると言っていたが、なぜ月曜日に開くのか。少子高齢化対策について。
株主総会終了後に、株主懇談会を開く。会場の手配の問題もあるので月曜日にしている。少子高齢化は最大の課題である。海外でも事業を伸ばしていく。少子高齢化を強く意識してやっていく。
二人目の質問です。社外取締役会の出席回数で、回数が少ない人がいるが、もっと出席してもらうことはできないのか。借入先について、主要借入先のところにグループ内の借り入れが記載されていないがなぜか。
臨時取締役会は13回行なった。社外取締役は他にも仕事をしているので難しいことあがる。取締役会以外の会議にも出席をしてもらっている。グループ内金融は連結決算の際には纏められるため、社外ののみ記載することになる。
三人目の質問です。株主が一万人減っているが個人向け投資セミナーなどは何回やったのか。また、今年は何回やるのか。減損損失のナジャタウンに関して、広告宣伝としての価値に注目しているとあるが、通常の運営では利益が出ていないのか。自己株式の取得の活用方法。
おっしゃるとおり、1万人減っている。去年、投資セミナーは1回、今年は上半期、下半期に各1回やる予定。地方などでの実施はなかなか厳しいものがあるが検討する。ナンジャタウンは広告に有効だと思うので活用していく。自己株式は3月末の時点で260万枚、4月18日に発表した自己株買いで498万枚購入した。そのうち、6月20日に450万枚を償却。現在は311万1千枚自己保有している。ストックオプションに312万枚必要なので、主にこれに活用するが、M&Aなどの有効利用があれば、優先して対応する。
四人目の質問です。MMOのサービスを2つ終了したが、これからの開発をどうするのか。
改めてこれから展開していく。
五人目の質問です。ロボットの開発など、他社とのコラボレーションをしないのか、歩くザクなど。
どことはいえないが、一部協力をいただいて研究をしている。本物のドラえもんが出来たらと研究している。
六人目の質問です。アミューズメント施設で、不採算店舗の撤退を行なっているが、アミューズメント産業を広めるためにも不採算でも展開を続けてはどうか。
地元に迷惑がかからないように、他に売却できるときは売却するなどしている。地域貢献なども念頭に入れている。
七人目の質問です。サンライズの30周年記念社史を作るらしいが、一般販売する予定は無いのか。著作権について黙認しているが、同人印紙みたいなものをやるなど、収入確保を目指してはどうか。
一般の方に買い求められるかどうかはわからないが、検討していただく。著作権にかんしてはご意見として窺っておく。
八人目の質問です。株主総会として成立しているかどうかを先に言うべきではないか。イタリアントマトの看板落下事故で、イタリアントマトの専務の発言や態度が好ましくないが、どう考えているのか。
議案の採決の前に報告を行なう。今は事業報告に関して行なっている。イタリアントマトは出資会社である。事故に遭われた方には大変申し訳ないと思う。マスコミの対応に関しても遺憾である。現在、経営はキーコーヒーに譲っているので、今後はキーコーヒーとイタリアントマトで対応していく。
九人目の質問です。ネットワーク事業の低迷の原因について。借入金が安い金利で借りていることになっているが、相手からしても安い。このような借り入れでグループとしてのメリットがあるのかどうか。
会員数が40万人減っているが、3年後、倍増計画をしている。カメラが付き、自分の撮ったものを待ち受け画面にしているため、以前の主力であった待ち受け画面の配信が低調。ゲームはわれわれの得意分野。借入金は、子会社にとって銀行に預けるよりメリットがあり、当社としても銀行から借りるよりメリットがある。
十人目の質問です。会計監査人への報酬について。報酬以外とは何か。あずさ監査法人への4600万円は上場企業として割安なのではないか。欧州の会社へのTOBの失敗に関する報告。
監査計画に基づいて方巣湯を払っている。旧バンダイがあずさ監査法人を、旧ナムコが新日本監査法人を使用している。バンダイナムコホールディングスとしてはあずさ監査法人がやっている。あずさ監査法人にはバンダイナムコホールディングスの監査に対して払っている。グループ会社フルの監査はやっていないので、割安になっている。7900万円に監してはバンダイグループに対する報酬、4600万円に関してはバンダイナムコホールディングスに関するもの。TOBは、ヨーロッパのザップに対して行なったが、TOBは失敗している。P/LやB/Sに対する影響は無い。
十一人目の質問です。内部統制の組織に関して。
会計のみでなく、事業の効率化なども行っていく。外部から人を招いている。2008年度の本格化する。子会社でもやっており、子会社も含めて30人程度の組織となる。
十二人目の質問です。任天堂DSのソフトを供給しているが、ゲームのコピーが行なえるようになっているが、どう対応していくのか。
由々しき問題と認識している。業界で対応を検討している。
十三人目。おもちゃに関して。仮面ライダー電王を電車のおもちゃ、ぷらレールの線路で走らせられたらいいと思うが。ぷりきゅあの服をリカちゃんに着せられたらいいと思うが。自社だけでなく、他の会社も含めて規格を合わせてもらえたらと思う。ナンジャタウンを無料で入場できるようにしてはどうか。
タカラトミーとは競合しているので難しい。仮面ライダー電王のは時空を飛ぶので、線路を走らない。ナンジャタウンの無料化に関しては検討しているが、あの世界観を作っているので。
十四人目の質問です。ナムコのナンジャタウンのチケットの有効期限が短いが。
検討したい。
以上で終了ですね。
ここまでで11時22分。で、これから議案の審議に入る。第2号議案の取締役の選任の時と、第3号、第4号議案の時のストックオプションのところで質問する人が出ている。3と4は一緒に採決に入るため、まとめて質問を受け付けた。
では、まず第2号議案の質問から行きましょう。一人目の質問です。子会社の人が取締役に選んでいるが。
常勤3名、非常勤7名、社外取締役2名という構成になっている。各戦略ビジネスユニットの責任者を入れている。
二人目の質問です。バンダイの方がナムコより多いが、合併でバンダイの方が優位になっているのではないか。
持ち株会社にして、バンダイ、ナムコの両方の特徴を残している。もちろん、各社の良いところを吸収しあっている。
三人目の質問です。社外取締役の他社の兼任会社との取引はあるのか。
兼任している会社との利害関係は一切無い。
次は第3号議案、第4号議案での質問です。役員賞与に関して、現金賞与が議案に入っていないのはなぜか。賞与の決め方はどうなっているのか。賞与は損金算入しているのかどうか。
新会社法によって議案の対象外となっている。賞与は成果報酬型となっており、売上高、売り上げ利益率、ROEなどを用いている。賞与は会計上の理由により、損金算入されていない。
以上で議案の審議が終わりましたね。
で、採決も終わり、11時54分に株主総会が終了となる。で、すぐに退任取締役の挨拶が行なわれた。この退任取締役に挨拶させるのも珍しいことだ。
ふむ。
そして、11時56分から間髪入れずに事業戦略の説明会となる。スライドを用いて、口頭で説明。2007年12月にたまごっちの映画化や、開発拠点を今までの6箇所から1箇所に統合したそうな。その中にはバンプレストも含まれている。
そして、12時8分にすべての予定が終了ですね。
あと、今年は先の質問の回答の中でも述べてあるけど、株主懇談会が行なわれた。場所は「飛天」と同じ場所で、その廊下の辺りにあるスペースで株主懇談会を実施。飲食や自社商品の展示ガチャガチャやクレーンゲームを無料で楽しめたり、ゴレンジャー とゲキレンジャーとの記念撮影などの催しも実施。ちなみに、株主総会実施前にもオレンジジュースやアイスコーヒー、ホットコーヒーなどが用意されていた。
前回も飲み物は提供されたようですね。
で、まずは株主懇親会で出された軽食を紹介しよう。写真でいくつか撮ってきたけど、カレー、いくら鮭丼、そば、サンドイッチ、スパゲティ、ケーキ等といった、本当に軽食のみ 用意といったところ。まあ、セガサミーみたいにがっつり食べさせるようにするといろいろと大変だろうから、これでいいとは思うけどね。 カレーが意外とおいしく感じられた。

ケーキ3つも取っているってどういうことですか…。
別腹ですよ。
他に展示物も多数あったのですよね?
それも写真に撮ってきた。軒並み商品化されているものを。ガンダムは35万円の人間大のもの。写真以外にも多数の出展物があった。

ケロロ軍曹の大きな立体模型もかわいいですね。
10月より放映が開始される「機動戦士ガンダム ダブルオー」の展示もあり、こちらも人間大くらいの模型が展示されていた。これは株主懇親会の会場というよりかは、最初から誰でも見られる位置に展示されていた。 ある種、別格の対応だ。

6月4日に『ガンダムダブルオー、ガンダム最新作』で取り上げた新作ガンダムですね。
あと、戦隊物との記念撮影会もあったのだが、子供連れで来ている人はほとんどいなく…。と思ってさびしい状況かと思ったら、いい大人が列を成して写真撮影に挑んでいた。

……。
このほか、ゲームの展示もあり。先日発表された「鉄拳6」の映像出展もあった。また、バンダイビジュアル系のHD-DVDだかBDだかの映像出展もあった。もちろん、プレイアブルのゲームもあり。
なぜそちらの写真が無いのでしょうか?
いや、なんとなく…。
……。
そしてお土産はこれだ。

■バンダイナムコホールディングス株主総会 お土産

2007年6月25日に開催されたバンダイナムコホールディングス株主総会のお土産。

・ジオン公国軍地上用量産型モビルスーツ MS-06JザクVer.2.0 1/100スケール マスターグレードモデル
・Side BN Vol.24
・ナムコ テーマパークご招待券
・キャラクターネックストラップ

ザクはプラモデルですね。
「Side BN」は無料配布用冊子。今回はキャラクターネックストラップがややレアかな。たまごっちや太鼓の達人、機動戦士ガンダム系のキャラクターが描かれている。
今回のバンダイナムコホールディングスの株主総会はどうでしたか?
なんだか高須武男の中身が変わったような感じだった。
なんなんですか、それは…。
既に少し語っているけど、開始してすぐに株主向けの発言をしたり、取締役の紹介をしたり、選任の時にも取締役の紹介をしたり。また、以前の高須武男なら、質問を一人1回と言ったら、厳守させていただろうけど、結局、一人複数の質問を容認したりと。今回の軽食の用意なども変わったと思える要因の一つだ。
ふむ。
絶対、こういったことはやらない人だと思ったんだけどね。まあ、良いと思うよ。ただ…。
ただ?
これ、一度やると次から昼食目当てがワラワラと来る可能性が…。
……。
旧ナムコのイベントでも人を呼ぶイベントをやっていたが、あれと同じ規模で人が来られると、株主総会の会場が窮屈になったり、懇親会の会場も修羅場となったりと、良いことないんだよな。子供連れでうるさくなったりもするし、くだらない質問も増えたりしそうだし。特に、会場が手狭になるのは辛い。 土曜日開催でなければ何とかなるかもしれないが、それでも人が多くなるのは何かと痛いものがある。
一人で複数人連れてこられますと一気に人数が倍増してしまいますからね。
なので、バンダイ社員はぜひ、この点も考慮に入れて、次回の会場の選択や軽食の量、スペースの使い方を決めてもらいたい。
あの…、なぜバンダイ社員限定で発言しているのでしょうか?
ナムコはもう終わりだろ。今回、取締役からナムコ出身者が一人減らされて、バンダイ対ナムコの比率が5対3になったし。
そういう質問もありましたね。
まあ、ナムコ社員はぜひ今後も全力でがんばってくれたまえ。
全力とは?
これくらい全力で。

……。

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2007年6月25日 16:13 | 株主総会

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