株主総会へ出席するための方法

2006年6月18日:株主総会へ出席するための方法
3月期決算の株主総会が今週から本格的に始まる。
3月期決算の企業が多いため、この時期に集中して株主総会が行われます。
企業のトップの顔を拝める機会なので、時間の都合があって近場で行われるのであれば行ってみるのも良いだろう。
今回はどうやって株主総会に出席するかを紹介していきます。
まず、決算期末に株主として登録されている必要がある。ここ最近、ネット証券などで株を売買している人は、その証券会社で株を現物で買っているのであれば、自動的に登録される。証券保管振替制度、通称ほふり制度というやつですな。
この決算期末に株主として登録されているというのがポイントですね。
そう。株主優待の貰い方の時にも説明したけど、例えば3月期末に株主として登録される場合、3月末日に株を買えば良いというわけではないということ。株主に登録されるための手続きに時間がかかるため、5営業日前に購入する必要がある。5日前ではなく、5営業日前というのがポイントとなる。
営業日とは、証券市場が開いている日が5日分ということですね。土日や祝日などが間に挟まっている場合は飛ばして数える必要があります。
営業日とは、言葉どおり営業している日、のことだ。あと、当然、その日をまたいで所持すればいいのであって、その後売却しても、株主総会に出席する権利はできる。逆に、何ヶ月も持っていても、期末直前に株を売ってしまった場合には、株主総会に出席する権利は無くなる。
さてさて、期末に株を所持した後はどうすれば良いのでしょうか?
あとは、登録してある住所に株主総会が行われる数週間前に招集通知が来る。登録してある住所とは、証券会社に届け出た住所だ。もし4月に引越しして、証券会社に住所変更をしても、旧住所の方に案内が届いてしまうので、引越しした人は出来れば郵便局に引越ししたので引越し先への郵便物転送の申し込みをしておこう。定時株主総会の場合は、定時株主総会招集ご通知という業績などがかかれた冊子が封書で届く。また、同じ封書内に、議決権行使書というのも封入されている。これは、葉書にプラス余白がくっついたもので、もし、株主総会に行くのが面倒な人は、余白の部分を切って、議決権行使書に必要事項を記入して郵送することで議案に対する賛否を表明することができる。
これは確か期限が決められているのですよね。相手側にいついつまで届いた物が有効ということが記載されていると思います。
葉書を送らず、株主総会にも出ない場合は、基本的に賛成したものとして扱われる。面倒ならば送らなくて良いかと。今後はインターネットで賛否を表明することが出来るようになるので、興味がある人はネット上から賛否を表明すれば良いだろう。
この定時株主総会招集ご通知と議決権行使書があれば株主総会に出席できるわけですね。
招集通知の方は捨ててもかまわないけど、議決権行使書が無いと入場できないので注意。直接いく場合も、葉書の部分に賛否を記入する。大抵は○をつければ良い方式になっている。取締役の選任などでは、一部の人のみ否定したい場合は、名前を書く欄があるので、そこに記入する。郵送する人は印鑑も必要。郵送しない人は印鑑は必要ないはず。ちなみに、どこにも○をつけない場合も、賛成したものとして処理される。面倒なら何も書かずに持っていけばよいだろう。
今日は株主総会に出席する方法を紹介しました。次回は株主総会に出席して、それからどうすればよいかを紹介します。

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2006年6月18日 23:14 | 株主総会

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